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飲食店リストとは?自社商材に適した取得方法を無料・有料で比較

公開日 2026-08-09(更新日 2026-08-11)

飲食店向けの商材・サービスを販売する際に必ず必要になってくるのが飲食店リスト。

この記事は飲食店へ営業する企業の営業・マーケティング担当者(食材卸、厨房機器、POSレジ、Web制作、MEO、予約システム、リネン、人材、電力・ガスなど)向けに自社商材に適した飲食店リストの入手方法を解説しています。

次の順で進めます。

  1. 自社の商材には、どの条件が必要か(質の高い飲食店リストとは
  2. その条件を満たすサービスはどれか(サービス一覧
  3. 買わずに無料で作る場合の手順と、成立しなくなる境界

読み終えると、自社商材に合う飲食店リストの取得方法を、自分で判断できる状態になります。

質の高い飲食店リストとは?商材によって必要な条件が違う

飲食店リストの「質」に共通の基準はありません。商材・サービスによって、営業ターゲットの条件が異なるからです。

例えば

その上で、担当エリアや開業タイミング(新規開業/既存店)などで絞り込み、商材に最適化した飲食店リストを作成していきます。

絞り込み条件は、次の4つの切り口で計16個あります。 どの条件で絞り込めばより確度の高い飲食店リストを入手できるか検討する必要があります。

参考データ — 東京23区の飲食店17,644店(非チェーン、重複排除済み)を自社で集計したところ、19.2%は公式サイトを確認できませんでした(2026年6月9日時点)。Web有無で絞れるかどうかは、ホームページ制作やMEOではターゲットそのものになります。

飲食店リストはどこで手に入る?提供サービス一覧

自社商材に合う飲食店リストを手に入れるには、自社が狙う店舗の条件で絞り込めるサービスを選ぶ必要があります。ここを外すと、売上につながらない飲食店リストに、時間とお金を払うことになります。

そこで、各社の公開ページに載っている絞り込み条件を全16個集め、比較できる表を作りました。

※ 納品されるデータにその項目があることと、その条件で絞り込めることは別です。たとえばリスト王国のぐるなび掲載リストには業態や席数の列がありますが、業態を指定して抽出してもらうことはできません。商品が「ぐるなび掲載飲食店」という単位で売られており、絞り込みは購入後に自分のExcelで行います。必要な地域が全体の数%でも、残り全部の代金を払うことになります。

表1:自社サービス・商材に必要な条件で絞り込みできるか

絞り込み条件StoreRadar<br>(飲食店特化のリストサービス)リスト王国ナビットリスト収集くんListers
📍 エリア
都道府県××
市区町村××
🏪 店舗の特徴
開業タイミング(新規開業・開業前)××
業態・ジャンル(居酒屋・カフェなど)×××
平均予算××××
席数・規模×××××
経営形態(チェーン・個人店)×××
法人属性(設立年数・従業員数・年商)××××
🌐 Web・連絡手段
公式サイトの有無×××
SNSの有無××××
電話番号の有無××××
Google評価・口コミ数××××
HPの品質××××
💳 設備・サービス
決済方法××××
デリバリー対応××××
インバウンド対応(多言語対応)××××
○の数120360

=公開ページで絞り込み条件として確認できた/=近い条件はあるが一致しない/×=公開ページでは確認できなかった(存在しないと確認したわけではありません)

数で見ると飲食店特化のリストサービスであるStoreRadarが12個で最も多く、次いでリスト収集くんが6個です。

条件の数に差が出るのは、情報源の違いによるものです。営業許可情報だけでは、開業タイミングとエリアは分かっても、その店がHPを持っているかは分かりません。StoreRadarで「Web・連絡手段」「設備・サービス」を条件にできるのは、許可情報に公開Web情報を店舗ごとに照合しているためです。逆に、法人情報を統合しているリスト収集くんは、連絡先の有無や法人属性で絞り込めます。

では、価格はどうでしょうか。

表2:情報源・提供形態・価格

サービス情報源提供形態公表価格公表件数無料サンプル
StoreRadar自治体の営業許可情報+公開Web情報新規開業は月額/既存店は買い切り月額9,800円〜/買い切りは1件8円〜60万件以上あり
リスト王国ぐるなび掲載情報買い切り78,000円(メール付加+16,000円、FAX付加+16,000円)件数表CSVで公開あり
ナビット(開業開店データ飲食店データベース開業開店データ: 全国の保健所等の営業許可情報/飲食店データベース: 自社の法人電話帳データ+調査開業開店データ: 定額配信(スタンダードは毎週)またはスポット購入/飲食店データベース: 年2回・年4回の提供開業開店データ: 保健所1カ所あたり7,200円〜/飲食店データベース: 全国300万円〜80万件あり
リスト収集くんiタウンページ等67サイト以上月額・更新型月額6,900円〜電話番号約140万件、メール約34万件あり
Listers出品者による買い切り商品ごと(飲食関連の例: 50,000〜79,800円)商品ごとに表示記載なし

比べるべきは総額ではなく、自社が営業する店舗1件あたりいくらかです。全国60万件のリストを買っても、営業するのが渋谷区の居酒屋だけなら、実際に使うのは数万件です。表1で必要な条件を絞り込めるサービスに候補を絞り、そのうえで自社の対象件数の見積もりを出してもらってください。

飲食店リストは無料で作れる?自作の手順と限界

無料で作るなら、次のような公開情報から目的の飲食店を手作業で探し、Excelに転記していくのが一般的です。

なお、公開画面で見られる情報でも、自動取得や保存が利用規約で禁止されている場合があります。Google Maps Platform利用規約は、スクレイピングによる一括抽出・保存を禁じています。着手前に対象サイトの規約を確認してください。

ただし、自作は相当な時間がかかるため、継続して使う用途にはお勧めできません。

作業量は件数だけでは決まりません。1件につき、検索・転記・重複確認・営業中かどうかの確認という4つの作業が発生し、このうち後半3つは更新のたびに既存分へも毎回かかります。 つまり作業量は「件数 × 更新回数」で効いてきます。

一度だけ数十件を使うなら成立しますが、毎月更新する用途では、件数にかかわらず破綻します。

まとめ:自社商材のターゲットとなる条件を精査しつつ、該当する条件を絞り込めるサービスを活用する

進め方は3つです。

  1. 自社商材のターゲットを、絞り込み条件に翻訳する(エリア/開業タイミング/業態・ジャンル/平均予算/席数・規模/経営形態/公式サイト・SNSの有無/電話番号の有無)
  2. その条件で絞り込めるサービスに候補を絞る(表1)
  3. 契約前に、自社の条件で対象件数の見積もりを出してもらう

どの商材でも共通するのは、契約の前に自社の条件で対象件数を確認することです。総件数ではなく、営業したい市区町村と業態で何件あるかを確認してください。

StoreRadarでは、自治体の飲食店営業許可情報とWeb情報を組み合わせ、地域・業態・開業時期・Web対応状況などから営業対象を探せます。まずは営業したい地域を選び、実際の対象件数を確認してください。

ほかの記事はコラム一覧からご覧いただけます。

この記事は飲食店データベース「StoreRadar」の運営者が作成しています。 比較には自社サービスも含み、自社が対応できない条件も同じ表に記載しています。 各社の公開情報は2026年8月10日〜11日に各公式ページで確認しています。

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